日々の制作と家族のこと。

バラバラな家族との日常と自分の制作の事

今は表面的であれマイノリティーに理解を示す時代になりました。。。。『見世物小屋』

今日はすがすがしい日です。

最近、梅酒やら、梅シロップやらの投稿を見るので、、、

出かける前に、

庭の梅の様子を見てきました。

 

うちには日本の梅の木がありますが、

今年は、、、

もしかすると日本合わせても1キロあるかなという具合です、

 

過去多い年には5キロ取れましたが。。。

お手入れの仕方も知りませんし、、、

 

今年は何か枝がバキバキになっていました、、

 

それでも、先ほどスーパーで氷砂糖を2キロ・・・

2キロ分買ってきました。

 

 

スーパーでですが、、、

最近、私は膝の調子が悪くビッコを引いています。

結構、つらい。

 

今日はスーパーについたときに

スーパーの入り口のいわゆる車いすの方でも乗り降りしやすいスペースを確保した

場所が開いていました。

 

でも、、、

私より都合の悪い方がいらっしゃるかもしれないし、、、

少し離れた遠いところに止めました。

 

個々の場所のマナーは本当に難しいと思います。

 

今は、普通に確保されているその場所は、

昔はありませんでした。

 

私の今、、、87歳の父はポリオという病気で

私が生まれる前、、、どころか彼が子供のころから脚で立てない人でした。

 

そして、母も同じ病気で、父ほどひどくはありませんが

かなり歩くのが困難な人でした。

 

その父は、その時代に珍しく

私が生まれる前の昭和30年代から手動のみで動く自動車に乗っていました。

 

私たちは、家族で色々な工夫をして暮らしていました。

車を止めるところが確保できなければ、

父はその場に行って何もすることができません。

 

ですから、

子供の私と姉は、、父と一緒に車で出かけ

車を止める場所を確保するために必死でした。。

 

そう、、、車いすの人が街に出ると

上から見下ろされて嫌な顔をされる、、、そんな時代です。。。

今では、想像できない暮らしをしていました。。

 

 

ですから。。。今は本当に良い時代だと私は思っているのです。

 

 

 

私がスーパーから出てきたときに、、、

車が止まっていました。。。

あ、、、良かった。。。と思ったのもつかの間

ビッコを引いて歩く私の横を走ってその車に乗り込んだ女性がいました。

 

 

(笑)、、、会社の制服を着たその人は、、、

恐らく、会社の用事のものを買いに・・・

ちょっと、、、スーパーに寄られたのでしょう。

 

 

ちょっと。。。

 

 

私は、、、いつもの事ですが、、、

あなたのちょっとの用事のためにそこが開いているんじゃないのに。・・・

と思いました。

 

難しいですね。。。

 

ここでは、、、今までご紹介したことがないかと思いますが、、、

私が2020年のパラリンピックに向けて

今は良い時代になったと思い書いた作品をご紹介します。。。

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2018 見世物小屋 

写真の作品は、2018年の秋のART SHODO TOKYO

現代アートの書、、、

コンセプトのある書を発表したときの写真です。

わたし、、若いですね(笑)

これらの作品は、、、ありがたいことに

理解あるコレクターやギャラリーさんのもとに収めさせていただきました、、。

でも、、本当にわかってるんだろうか??とも思いました(笑)

 

父は前の東京パラリンピックには出ていませんが、

東京パラリンピック当時の日本人の現状。。。

施設から競技場へ。。。

又は

病院から競技場へ。。。

という日本のその当時の現状を変えるために

昭和40年代に、厚生省から派遣され海外の障害者のスポーツ大会に出場しています。

当時、職業を持っている数少なかったので、、

北陸の富山のハンコ屋である父が派遣されて海外でスポーツ競技をするなんて、

それはそれはビックリすることでした。

 

 

そして、先ほどの作品『見世物小屋』は

当時に珍しく。。。車にも乗り、職業を持つ父を頼り、

多くの障害者の方が私の家で暮らし仕事をしていましたが、

 

その様を『見世物小屋』と揶揄する人がいました。。。

子供の私ははじめて『見世物小屋』と言われた時、、、

分かりませんでした。。。見世物小屋が何なのか、、、

それで、お祭りの日、姉と一緒にお金を握りしめて

神社の境内のテントを訪れました。

 

ああ、、、なるほどうちは『見世物小屋』だと。。。

 

厳しい言い方をすれば、

障碍者スポーツに関して。、。。

現在も心の中でそう思っている人はいるでしょう。

それは仕方がないこと。

 

 

でも、、本当に今は障害者だけではなく、

その他のマイノリティーにも

表面的であれ、、、理解を示そうとする時代になりました。

 

感謝しています。

 

文字やの父に育てられて、文字屋をやっているというのが

私の本当のところです。

 

なんだか、長くなってしまいました。。。

 

 

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