日々の制作と家族のこと。

バラバラな家族との日常と自分の制作の事

書道を学ぶということは一般的な美しい字を書く事とは少し違います。

こんにちは

グレイグレイです。

 

先ほどまで大人の書の時間でした。

先日、お一人の方が『椿』と書かれました。

その日初めていらっしゃいましたが、

家に持ち帰ると不評だったそうです(笑)

下手だと言われたそうです。

 

へたかぁ。。。(笑)

 

 

下の写真が、先日の書の時間の風景。

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褚遂良の孟法師碑の字をもとにして『椿』を色紙に書かれました。

 これは、大昔の褚遂良という人の

孟法師碑の中から抜粋した『椿』という字に習って書いておられました。

右にある字が白抜きになっているのは、

法帖と呼ばれ書道を学ぶときに使う教科書のようなものです。

 

よく見ていただいたらわかると思いますが、

私の方では、最後に色紙に書いていただいたりします。

色紙をお渡ししたら、椿の文字を書いた横に

その横に、、折り紙か、

切り絵で椿を入れると構想されて

わざわざ小さめに書かれていました。

 

色紙に書くって、緊張するんですよね。

慣れなければ、

普通に半紙に書くより50%ぐらいの力量しか出せないと思います。

 

そこを考えると、私は素晴らしいと思っています。

 

一般的に美しいといわれ、学校で習う文字は楷書です。

今回書かれた褚遂良の孟法師碑の文字も楷書に分類されます。

でも、楷書にもいろいろあり、学校で習う文字は書写体と言われる文字です。

それをきれいな文字としてインプットされている人には、

今回書かれた文字は少しバランスが違って見えるかもしれません。

 

でも残念ながら、それを下手と言ってしまうのは

少し違うような気がします。

 

絵画の方は、学校の美術の中で、具象も抽象も

しっかり認められて学んでいるのに、

文字について、その成り立ちなどの知識うもなく

書写体を美しい文字として教え学ぶことへの疑問を感じます。

 

 

私は、字を書く事が仕事なので、

シーンによって文字を使い分けます。

が、、、正直言って、自分の文字は変わりません。

はっきり言って、下手な部類でしょう。

慌て者でそそっかしい性格が治らない限り、

自分の文字を直すことはできません。

 

と、、皆、同じ性格だと気持ち悪いでしょう。。。

同じ字を書くということはそういうことなんですけどね、、、

 

もうすぐ11月ですね。。。

この後、12月にもなると、学校では書初めのお手本が配布されます。

みんな同じ言葉を同じ字で書くのです。

本来の書初めってどんなことなんだろうね、、、

と思う季節がまたやってきます。

 

そんなこんなで、、、

家族から下手と言われた彼女は、

今日は行書で『椿』と書いていかれました。。

次回の報告が楽しみです、、、

 

最後にちょこっと今日のお出かけ前の顔出し。。。

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今日も、私の拙いブログにご訪問いただきありがとうございます。

富山は少し寒いです。

皆さんお気をつけてお過ごしください。

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